東京都の金町浄水場でヨウ素131が検出された件で大騒ぎしたけれど、金町浄水場で検出されても、その浄水場からの上水に100%依存していないかぎり、あまり大きな問題は生じないのではないかと思う。実際に新宿の上水を測ると19 Beq/Lでたいしたことないんだよね。
でも、過去45年を調べてみるとやはり、人工的な核分裂生成物としてのI-131とかCs-137が上水道で検出されるというのは通常はあり得ない異様なイベントなんだよね。上のグラフはそれをプロットしたもの。縦軸の単位はBeq/L。
東京では、ヨウ素の検出はほとんどないし、Cs-137だって水爆実験が盛んに行われていた1970年代後半あたりしか検出されていない。だから、このことは忘れてはいけないのだ。ちなみにK 39の同位体であるK 40の濃度がどの都道府県も高いけれど、これは半減期13億年という地球生成時からある自然放射線の一つ。
今回のグラフのデータはここから入手した:http://search.kankyo-hoshano.go.jp/
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