“
- 江戸時代豆知識
死刑
鋸挽(のこぎりびき)
公開処刑。地中に埋めた箱(3尺×7尺)に罪人を入れ首かせをつける。罪状札(捨札)を立て、竹鋸を置き誰にでも首を挽かせた。三日後に磔。
磔(はりつけ)
公開処刑。角材に縛り付け槍で突く。田畑、家屋敷、家財は闕所。
獄門(ごくもん)
牢内で首を切り、その首を二日三夜公衆にさらす。田畑、家屋敷、家財は闕所。
火罪(かざい)
公開処刑。引き廻しの上火あぶり。田畑、家屋敷、家財は闕所。
死罪(しざい)
牢内で首を切る。様(ためし=土壇場に立たされて刀の試斬りにされる)が付加。田畑、家屋敷、家財は闕所。
下手人・解死人(げしゅにん・げしにん)
牢内で首を切る。闕所、様斬り、引廻しが付加されることはない。(現代でいう「傷害致死」のようなケースの場合に、この刑が科される)
※引廻しには「江戸中引廻し」(牢から出て牢へ戻る)と「五カ所引廻し」(牢を出て公開の刑場へ行く)の二種があり。
- 江戸時代豆知識