(元論文からの抜粋1)
> 日本沿岸で採取された海産生物種の137Csの平均濃縮係数を見ると,
> 濃縮係数の高い魚種は,硬骨魚のブリ,カツオ,スズキと軟骨魚のアカエイで,
> 低い魚種は硬骨魚のクロウシノシタやマガレイであり,
> その差は約4倍となっている。
> また,甲殻類(エビ類の十脚目)は,硬骨魚より若干低く,
> 軟体類(頭足類・腹足類)のイカ・タコ・貝類はさらに低い値を示している。
> このように,海産生物種の違いにより約10倍以上の差も見られる。
(元論文からの抜粋2)
> 大型の魚を摂餌しているスズキ,マダラやアカエイの137Cs濃度が高く,
> 一方動物プランクトンやマクロベントス(主に多毛類など)を摂餌している
> マガレイやシタビラメ類の濃度は低いという傾向が見られた。
(元論文からの抜粋3)
> 図3ではより大型の魚種ほど濃縮係数が大きくなる,
> すなわち137Cs濃度が高くなる傾向を示した。
(元論文からの抜粋4)
> 放射能調査あるいはモニタリングでは,海産生物の可食部(海産魚の場合は筋肉部)を
> 主な分析対象としている。しかし,放射性核種によっては,
> 筋肉以外のいろいろな器官あるいは組織に蓄積することが知られている。
(元論文からの抜粋5)
> CsはKと同じアルカリ金属元素であり,Kと類似のふるまいを示し,
> Kのチャンネルをとおして主に軟組織に広く取り込まれ分布するとされている
※ 137Cs=セシューム137
水産庁資料での結論
> ・放射性物質は、水銀や有機塩素化合物などと異なり、
> 食物連鎖を通じて魚体内で濃縮・蓄積しない。
> ・魚体内中に入った放射性物質は、体外に排出される。
> ・海底に沈殿した放射性物質は、魚に対して大きな影響を与えない。
( ゚д゚)ポカーン
- 【2ch】ニュー速クオリティ:水産庁 「放射性物質は食物連鎖で濃縮されないから心配しないでね」 (via dara-j)