帰ってきた海コン運ちゃんの現場報告 - トラックマガジンフルロードブログ
海コン運転手の仕事内容ですが、簡単に言っちゃうと、《指定されたコンテナをコンテナヤードから搬出》→《指定された場所まで陸送》→《作業が終わったら、そのコンテナを陸送してコンテナヤードに搬入》って感じになります。
輸出と輸入で若干動きが変わるんですが、輸出の場合は、《コンテナヤードまたはバンプール(空バンヤード)から指定されたサイズの空コンテナを搬出》→《指定された現場へ陸送》→《現場でコンテナ内への荷物の積み込みが終わるまで待ち》→《積み込みが終わったらコンテナヤードまで陸送》→《コンテナヤードに輸出コンテナとして搬入》……という流れになります。
一方、輸入の場合は、《コンテナヤードから指定された番号(アルファベット4文字、数字7桁)の実入りコンテナ(中身の入ったコンテナ)を搬出》→《指定された現場へ陸送》→《現場にてコンテナ内の荷物を全て出し終わるまで待ち》→《全て出し終えたら、コンテナ内をキレイに掃除してもらい、コンテナヤードまで陸送》→《コンテナヤードまたはバンプールに空コンテナとして返却》……、こんな感じが、一般的な動きになります。
コンテナの積み降ろしは、人間の力でどーこー出来るモノではないんで(笑)、一般的に、実入りコンテナの場合は「テナー」と呼ばれる自走式の天井クレーンや「キャリア」と呼ばれるテナーよりも機動力の高い自走式のクレーンが使われます。空バン(空のコンテナ)の場合は「トンボ」と呼ばれるコンテナ専用のフォークリフトや4トン以上のフォークリフトで、コンテナの積み降ろしをしてもらいます。
一般的なトラック/トレーラ運転手は、荷物の積み降ろしに関して、何かしら関わらなければいけないんですが、海コン運転手はチョット特殊で、「終わるまで待ち」って言葉が表すように、コンテナの中身には一切触れませんし、関知もしません。「自分ら海コン運転手は、コンテナを運ぶだけ。中身はお客様のモノ」って感じでしょうか(笑)。ですから、他のトラック/トレーラ運転手に比べ、肉体労働的なコトがないんで、体はとってもラクです。