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- 東京新聞:警戒区域 9市町村百数十人超 処罰覚悟の住民も:社会(TOKYO Web)
九市町村のうち、避難していない住民が最も多いのは南相馬市。市南部の二十キロ圏内に、今も約百人がとどまっているという。
楢葉 町には十二世帯十七人の住民が残留。町は自衛隊と協力して十二日までに二~三回にわたり、直接家を訪ねて避難するよう説得したが、拒まれた。町の担当者は 「生まれた土地を離れたくないという高齢の住民ばかり。警戒区域になる前に、あらためて説得したいが応じてくれるか分からない」と苦悩を明かす。
町全域が圏内に入る富岡町。十日時点の町の調査では、少なくとも高齢者を中心に七世帯八人の住民が確認された。避難の説得にあたっているが、町の担当者は「牛を置いてはいけないという人もいた」と当惑気味だ。
村東部が圏内に入る川内村では、一人暮らしの五十七歳と八十四歳の女性が残る。職員は何度も自宅を訪れたが、「慣れない土地に行きたくない」「避難所での 共同生活に自信がない」など本人の意志が固く、避難の説得に難航している。八十四歳の女性には介護施設に入所してもらうことを検討しているが、要介護認定 の手続きも済んでおらず時間がかかる見通しという。
田村市と浪江町にも数人残っており、連日説得を続けている。一方、第一原発がある大熊町と双葉町、一部が圏内にかかる葛尾村には、避難していない住民はいないという。
”- 東京新聞:警戒区域 9市町村百数十人超 処罰覚悟の住民も:社会(TOKYO Web)