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- 東京新聞:脳死の15歳未満 心臓、肺など移植へ:社会(TOKYO Web)
日本臓器移植ネットワークは十二日、関東甲信越地方の病院で改正臓器移植法上の脳死と判定された十~十五歳未満の男子から臓器の提供を受ける患者 を発表した。摘出チームの医師は同日午後十一時ごろ関東甲信越地方の病院に集まり、十三日午前五時ごろから心臓、肺などの順で摘出手術を始める予定。
移植ネットによると、男子の心臓は大阪大病院で心筋症の十代の男子に、肺は東北大病院で高血圧症の五十代の女性に、肝臓は北海道大で肝疾患の二十 代の男性に、膵臓(すいぞう)と片方の腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で腎症の三十代の女性に、もう一つの腎臓は新潟大医歯学総合病院で腎症の四十代 の男性に移植される予定。
男子の家族は小腸の摘出も承諾したが、医学的な理由で提供は断念された。
同法では、虐待を受けた疑いのある十八歳未満の子どもは臓器提供の対象者とならない。提供病院が虐待防止委員会を設置し、同院のマニュアルに基づき、医学的に虐待がないと判断した。
移植ネットは、虐待判定の中身について「病院に虐待がないことを確認した」と答えるにとどめた。また、家族の意向で、男子が交通事故にあった時期や入院した病院名などを公表しなかった。
- 東京新聞:脳死の15歳未満 心臓、肺など移植へ:社会(TOKYO Web)