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- 東京新聞:東急社員を書類送検へ 車いすホーム転落死事故で:社会(TOKYO Web)
東急東横線多摩川駅(東京都大田区)で2009年9月、車いすの女性=当時(81)=がホームから線路に転落死した事故で、警視庁捜査1課は13 日、ホームが線路側に傾斜しているのに、転落防止柵の設置などを怠ったとして、業務上過失致死の疑いで東急電鉄の社員を14日にも書類送検する方針を固め た。
捜査関係者によると、多摩川駅では07年9月にも介助者が手を離した隙に、車いすの女性が線路に転落し足を骨折する事故が発生。捜査1課は、この事故後に対策を怠ったことが2回目の事故につながったと判断した。
事故は09年9月13日午後4時半ごろ発生。付き添いの長女がエレベーターの扉を閉めようと離れた間に車いすが傾斜を下り、約4・5メートル先の線路に転落。女性は頭を強く打って翌日死亡した。
東急によると、駅のホームは通常、水はけのため1%の勾配だが、多摩川駅はホームがカーブしており、乗降時の段差をなくすため2・5%の急勾配になっている。
07年の事故後、東急は車いすの利用者は駅員が介助するよう定めたが、09年の事故時には長女が付き添っていたため、駅員の介助はなかった。この事故後、東横線の五つの駅のホーム上に転落防止柵が設置された。
(共同)
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