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"ドゥエリー氏はイベントの折り鶴のテーブルに、「折り鶴先生」として座っていた。だが、彼はただ折り方を教えていただけではなかった。ある少女の物語を、参加者に話し始めた。  実は、多くのアメリカ人に千羽鶴と..."

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ドゥエリー氏はイベントの折り鶴のテーブルに、「折り鶴先生」として座っていた。だが、彼はただ折り方を教えていただけではなかった。ある少女の物語を、参加者に話し始めた。

 実は、多くのアメリカ人に千羽鶴と一緒に覚えられている日本の少女がいる。

 その名は佐々木禎子。2歳のときに広島で被爆し、11歳のときに白血病を発症した。走るのが大好きだった禎子は、発症後も元気になって退院できることを夢見て、千羽鶴を折り続けたが、1年後に息を引き取っている。

 この実話を元に、1977年にカナダ生まれのアメリカ人作家であるエレノア・コア氏が「Sadako and the thousand paper cranes(禎子と千羽鶴)」という本を書いた。物語の中でサダコは、644羽を折り終えたところで息を引き取っている。その思いを友人たちが引き継いで、残りの356羽の鶴を折るストーリーとなっている。



- テーマ特集「いでよ、変革リーダー」:日経ビジネスオンライン (via otsune)

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