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- 福島第1原発、20年までに撤去 東芝など廃炉プラン :日本経済新聞
東芝は傘下の米ウエスチングハウス(WH)など米原子力関連企業3社と共同で、東京電力の福島第1原子力発電所の廃炉プランを提案書にまとめ、東電と経済産業省に提出した。2020年までに原発の撤去を目指す内容となっている。日立製作所と米ゼネラル・エレクトリック(GE)などのグループも廃炉プランを提出する見通し。
東芝、WHのほか原発機器メーカーのバブコック・アンド・ウィルコックス(B&W)と原発建設技術を持つショー・グループが加わった。米3社はスリーマイル島原発の事故処理や廃炉作業に関わった経験がある。
廃炉プランには福島第1原発1~4号機の原子炉の燃料棒を取り出して移設を終えるまでの手順や、そのための技術などを盛り込んだ。二次被害を避けながら損壊した建屋を取り壊す技術や放射線量の監視技術、ロボットを使ったがれき撤去技術などにも触れている。
危機的な状況が続く福島第1原発では、原子炉内の現状を詳細に把握できておらず、東芝などは今後の状況の推移に応じて、廃炉プランを改定していく考えだ。
GEや米プラント会社のベクテルなどと福島第1原発の事故処理に当たる日立製作所も、東電などに廃炉プランを提出する見通しだ。
- 福島第1原発、20年までに撤去 東芝など廃炉プラン :日本経済新聞