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- 【東日本大震災】2度も巨大地震と大津波を経験 東北大留学のインドネシア人、ファディ氏 - MSN産経ニュース
【シンガポール=青木伸行】生涯で2度も巨大地震と大津波に遭遇し、難を逃れたインドネシア人男性がいる。ザル・ファディ氏(39)。2004年に母国でスマトラ島沖大地震に、そして今度は仙台市で東日本大震災に見舞われた。生き延び「神に感謝している」という。
インドネシア紙ジャカルタ・グローブなどによると、スマトラ島沖大地震のとき、ファディ氏は同島バンダアチェに住んでいた。そこへ地震と津波が襲った。
「あのとき家にいて、オートバイで家族とともに一目散に津波から逃れた」
そのファディ氏が、東北大学で工学の博士号を取ろうと奨学金を得て、家族とともに仙台市へやってきたのが6年前。揺れは、大学のキャンパスでの授業中にきた。
「すごい揺れで、バンダアチェのときと似ていた。もう終わりかと思った。津波が押し寄せているに違いないと、地震よりもそちらの方が怖かった。バンダアチェから日本へと、まるで津波に追いかけられているようだ」
ファディ氏一家は先週、母国へ戻った。「勉強があるので、また仙台へ戻るつもりだが、今度は放射能汚染が心配だ」という。
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