◇実家周辺
男子予備校生が高校まで暮らしていた山形県内の実家には、祖父と祖母、母が3人で暮らす。祖父によると、予備校生は今春、早稲田大など二つの私大 に合格し、京大の合格発表を待っていた。祖父は「とにかく驚いている。最後に会ったのは昨夏、1泊だけ帰省した時。友達と朝まで騒ぎ、翌日仙台に帰ったの で、あまり話さなかった」と話した。
近所の無職男性(74)は「おとなしい子で、会えば『こんにちは』とあいさつする程度の仲だった。中学ではバスケットと陸上をしていた。2月下旬 ごろ早稲田に受かったと聞き、家族は喜んでいたのだが」。近所の主婦(75)は「2、3日前に早稲田大に受かったっておばあちゃんから聞いた。入試の不正 なんてする子じゃない。一人っ子で可愛がって育てていたと思う」と話した。【浅妻博之】
◇母校
男子予備校生が通っていた山形県立高校では雪が舞う中、午前7時過ぎから生徒が次々と登校した。
2年男子(17)は「卒業生と聞きびっくりした」。校長は「昨年卒業し仙台市の予備校に通う男子生徒が京大を志望しているが、投稿に関与しているかは分からない。現役の時は早稲田大を受験した。自分の学校の生徒でないことを願う」と話した。【竹内良和、前田洋平】
◇予備校
男子予備校生が通っていた仙台市青葉区の大手予備校には、早朝から大勢の報道陣が詰め掛けた。
入試問題投稿事件について自習に訪れた男子(19)は「みんな一生懸命に正々堂々とやっているのに……。ずるをした人に負けることがないよう、試験の取り締まりはより一層厳しくしてほしい」と求めた。
女子予備校生(19)も「ハイテク化でこういうカンニングが出てくるのは仕方ないので、取り締まりが厳しくなるのは妥当」と話した。
仙台市内にある予備校の寮にも約30人の報道陣が集まった。受験生とみられる若者らは「何も知らないです」とだけ言って足早に去っていった。【鈴木一也、福永方人】
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入試ネット投稿:「おとなしい子」関与可能性の予備校生 - 毎日jp(毎日新聞)
最近は取材方法のほうが気になるよね・・・