アウシュビッツ強制収容所跡地の表示板が修復完了 - MSN産経フォト
ナチス・ドイツがユダヤ人大量虐殺（ホロコースト）を行ったポーランド南部のアウシュビッツ強制収容所跡地を管理する国立博物館は18日、窃盗グループが2009年12月に切断するなどした入場門の金属製表示板の修復作業が終わったと発表、報道陣に公開した＝（ロイター）。 「アルバイト・マハト・フライ（働けば自由になる）」と書かれた表示板は同収容所の象徴。この門を通った犠牲者は約150万人に上る。 現在、門に掲げられているのは模造品。修復された表示板は厳重な安全対策を講じて博物館内のホールで展示される見込み。表示板は盗まれた後にポーランド国内の森林で発見された。切断された上でねじ曲げられるなど変形がひどかったため、慎重な修復作業を進めていた。窃盗グループは昨年2月までに逮捕された。（共同）