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- Business Media 誠:ちきりんの“社会派”で行こう!:堀江貴文氏、山田昌弘氏にみる極論の使い方 (1/2)
以前、彼がベーシックインカム制度を支持する理由の1つとして、「20万円の給与をもらってマイナス30万円の価値の仕事をしている人がたくさんいる」と言っていました。
大半の人は福祉的な観点からベーシックインカムを語りますが、彼の考えでは「ベーシックインカムの導入により、社会に害悪を及ぼす仕事をしている人を排除できること」がベーシックインカム制度のメリットだというのです。
この「くだらない仕事をしている人には、お金だけ払って遊んでいてもらいましょう」という意見を、多くの人は暴論、極論として批判するでしょう。
けれど重要なのはその中心にあるメッセージです。今の日本には、給与をもらって、高い能力を発揮して一生懸命働き、その上で社会に「マイナスの貢献」をし ている人がたくさんいます。しかも下手するとそういう人が「権力の要」にいます。しかも多くの場合、彼らは「自分たちが社会の進化の邪魔をしている」とい う感覚を持っていません。
この、「お金を払ってでもそういう人には仕事を辞めてもらった方がいい。それくらい、これは大きな問題なのだ」というメッセージを伝えるために、「極論・暴論という方法論」が非常に効果的なのです。
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