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- 中東革命、世界の大いなる勘違い | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (via fmfy)
08年に行われた調査では、「民主的な国に生きる」ことを重視していると答えた人は全体の50%にとどまった。それに比べて最新の調査では、この割合が92%に上昇していた(調査の時点では、まだどの国の独裁者も倒れていなかった)。
変化を生み出した要因の1つは、インターネットとSNSの普及だ。毎日ネットを利用している人は、09年には56%だったが、10年には80%に達している(それでもニュースを得る主要な情報源は、依然としてテレビだが)。
世界にとって歓迎すべき傾向だ。アラブ世界に、欧米人が正しいと考える価値観の多くを共有する社会が出現しようとしているのだから。
今年初めの段階で、欧米に対して好印象を持つアラブ人は増えていた。若いアラブ人は、旧来どおり家族の結び付きを重んじる半面、グローバル市民だと自分を位置付ける傾向が強まっている。
経済の面でも意識は変化している。これまでアラブの社会では、役人になって政府から給料を受け取ることこそ最高の出世と見なされてきたが、今の若いアラブ人の大半は、民間の企業で働きたいと考えている。自分でビジネスを起こしたいと望む若者も多い。
しかし、アラブ人が望む変化を欧米の国々がつくり出すことはできない。その変化を起こせるのは、アラブ人だけだ。
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