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したがって、「生食しなければいい」「食中毒は、加熱用を生で提供した店のせい」というような単純な話では済まない。腸管出血性大腸菌が付いた肉やレバーは売られ、家庭にも持ち込まれる。リスクは消費者のすぐ身近にあり、消費者も知識がなければ汚染を拡大させてしまう。
焼肉店で生食に注意するだけでは、まったく不充分。生肉に触れた箸、トングなどの扱いにくれぐれも気をつけてほしい。また、家庭でも牛肉を切る時に使ったまな板をそのまま使って、ほかの食材を調理するようなことがあってはならない。菌が中に入り込んでいる可能性があるハンバーグや成形肉(いわゆるサイコロステーキ)もしっかり加熱しなければいけない。
今回の食中毒事件を、「生食」の問題に矮小化しないでほしい。消費者にもっと、本質的な注意情報を提供してほしい。微生物系の食中毒は本当に怖い。
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