今年4月にアレジをシニアエグゼクティブディレクターにして2008年のＦ１新規参戦申請をしたが却下されたディレクシブ。
ＦポンやＧＰ２、そしてブルツなどのスポンサーをしていたらしいのですが
この企業(？)、元レースクイーンが社長を勤めてる上に実態が中々見えてこない。マクラーレンのＢチームという触れ込みだった筈なのにロンは否定。
とかなり怪しいと思っていたら案の定、今月殆どのモータースポーツ活動から撤退してしまいました。
撤退のリリースに書かれたアキヤマホールディングとはディレクシブの株主、秋山新(モナコ在住)が所有する会社です。つまり悪い言い方をするならパトロンですネ。
このアキヤマホールディング。かなり悪どい、きわどい会社です。
昨年秋に民事再生法の適応を申請し事実上(計画)倒産した平成電電の株主も秋山氏でした。この会社の資金調達の方法は年利10％という、定期預金よりもはるかに高い利率で個人投資家から資金を集める(平成電電匿名投資組合)というものでした。
更にこの平成電電の救済スポンサーとして名乗りをあげたドリームテクノロジーズという会社も04年まで秋山氏が株主(現在の大株主はあの村上ファンド)でした。彼はこの会社でも個人投資家から資金を吸い取りその資金を平成電電に流し株売却で莫大な利益を得ました。其の額は200億円ともいわれています。
この資金はアキヤマホールディングを通じてＢＭＷザウバーのスポンサーでもあるクレディ･スイス(銀行)にプールされています。
そして其の資金を元に新たな詐欺まがいのファンドを作る為に設立されたのがディレクシブだったのでしょう。
モータースポーツを選んだのはやはり国際的なプレステージの高さでしょう。また後藤久美子の夫、アレジを抜擢したのも、世代よってはセナのイメージが高いマクラーレンに近づいたのも安易ながらもそーいう事でしょう。
平成電電匿名投資組合の被害者（？)は19000人にのぼり被害対策弁護団まで組織されています。
この黒い金がディレクシブを支えていたのです。
バーニーもロンも流石に其処は見抜いていたよーですネ。
お金は持っているだけじゃこの世界では信用に足らないという事です。
まぁ、世間一般でも資産と人間性は別ものですし。
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