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東京新聞:南足柄規制値超 こんな遠くまで…:社会(TOKYO...

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東京新聞:南足柄規制値超 こんな遠くまで…:社会(TOKYO Web)

神奈川県南足柄市で新茶の生葉から暫定規制値を上回る放射性物質の検出を受け、関東など十四都県では、十二日から生葉のモニタリングの調整に入った。なぜ福島第一原発から約三百キロも離れた場所で検出されたのか。新茶の季節に、足柄茶や埼玉・狭山茶の茶所で困惑が広がった。

 茶葉から放射性セシウムが検出された南足柄市の生産農家は「どうして福島からこんなに離れたところで検出されたのか」と困惑気味。「風評が心配」「他産地はどうなのか」など不安に包まれた。

 茶栽培を専業にしている男性(73)は「意外な結果だ」としたうえで、「出荷自粛を求められているが、生茶の収穫は延ばしても三日が限界」と一番茶摘み取り最盛期のなかでのセシウム検出に頭を抱える。「それ以上になると品質が低下して出荷値も低くなる」と県の再検査の結果が気掛かりの様子だ。

 同市は福島の原発事故後、市北部の矢倉沢浄水場で水道水を六回採水して専門機関で検査してもらっているが、いずれも放射性物質不検出だっただけに「どうしてお茶の葉から」と理解できない様子だった。

    ◇

 「狭山茶」の生産地、埼玉県西部の生産者らは「茶摘みの最盛期にこんな問題が起きるとは。行政が早く検査し、安全を確認してもらうしかない」と戸惑っている。

 同県農林部は十二日、早急に茶葉の検査をすることを決め、関係自治体とも協議を始めた。県は、ホウレンソウやコマツナなど葉物野菜は週一回の検査をして安全確認をしているが、茶葉についてはこれまで検査をしていなかった。

 所沢市茶業協会の新井重雄会長は「葉物野菜の検査で問題ないのに、お茶だけ検出されるとは思えず、生産者は目の前の収穫を一生懸命するしかない」と話し、消費者も冷静に対応してほしいと訴える。狭山市茶業協会の古谷博会長は「検査した数値を確認したい」と話した。


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