“ で、小出氏の本日のトーク。いや、岩上インタビュー。
福島原発は、3.11以後、ますますシビア・アクシデントの様相を強めています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
たとえば、3号機で、昨晩、300度を超える温度を達成。
「(3号機の温度が上昇している。これは何か?東電は原因不明としている。先日夜中に煙が上がった。)【音声中断】
333度ということだが、通常運転中も二百何十度にしかならない。300度以上は異常。温度は発熱と除熱のバランスで決まる。これまで何とか維持してき た温度が上がっているのは異常なことが起きているということ。水が入っていない可能性もある。東電はそう推測している。が、333度は尋常でない。たとえ ば原子力学会が推測するように、溶けたウランが圧力が圧力容器の底にきているとしたら、その部分の温度が上がるというのは考えられる。」
それから、放射能の安全基準の設定。
「・(移住のコスト、ストレス、生活の困窮を考えてこうなっているのではないかと推測する。放射線のリスクと強制避難、疎開、移住のリスクはどうバラン スすべきと考えるか?)これには答えられない。チェルノブイリ事故のときに旧ソ連は40万人を避難させた。その後ソ連政府は崩壊した。日本の法律の基準 (放射線管理区域)をチェルノブイリに適用すれば、565万人を避難させなければならなかった。避難させてほしいと当時思ったが、40万人の避難民の行く 末を見たら、とてつもない悲惨なことだと学んだ。それにより、放射線管理区域であっても避難すべきといいづらくなった。汚染地域で生きることも、避難して 生活が崩壊することも、どっちにしても悲惨だということを学んだ。こういう選択をしないようにするには原子力を廃絶させるしかないと考えた。1ミリシーベ ルトという基準を適用すれば福島県内全域が住めなくなる。」
それから、素晴らしいことに、ここにきて小出氏が、「決死隊」に志願されました。
「(それは頼もしい。でも心配。複雑。どうして志願を?)私も60を過ぎていて放射線感受性は低い。私には原子力に携わってきた人間として責任はある。推進してはいないが責任はあると思う。事故収束にむけて自分にできることがあれば、したい。」
グッド。
人にはそれぞれその人の使命があります。
小出氏は、10代の時に原子力に命を賭けると決めた人です。
その決意のまま、60代を迎えています。
そのような決意であってこそ、やはり、毎日、信頼できる日本語を語ってくれてきたのでしょう。”
- Study of History (via nakano)
福島原発は、3.11以後、ますますシビア・アクシデントの様相を強めています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
たとえば、3号機で、昨晩、300度を超える温度を達成。
「(3号機の温度が上昇している。これは何か?東電は原因不明としている。先日夜中に煙が上がった。)【音声中断】
333度ということだが、通常運転中も二百何十度にしかならない。300度以上は異常。温度は発熱と除熱のバランスで決まる。これまで何とか維持してき た温度が上がっているのは異常なことが起きているということ。水が入っていない可能性もある。東電はそう推測している。が、333度は尋常でない。たとえ ば原子力学会が推測するように、溶けたウランが圧力が圧力容器の底にきているとしたら、その部分の温度が上がるというのは考えられる。」
それから、放射能の安全基準の設定。
「・(移住のコスト、ストレス、生活の困窮を考えてこうなっているのではないかと推測する。放射線のリスクと強制避難、疎開、移住のリスクはどうバラン スすべきと考えるか?)これには答えられない。チェルノブイリ事故のときに旧ソ連は40万人を避難させた。その後ソ連政府は崩壊した。日本の法律の基準 (放射線管理区域)をチェルノブイリに適用すれば、565万人を避難させなければならなかった。避難させてほしいと当時思ったが、40万人の避難民の行く 末を見たら、とてつもない悲惨なことだと学んだ。それにより、放射線管理区域であっても避難すべきといいづらくなった。汚染地域で生きることも、避難して 生活が崩壊することも、どっちにしても悲惨だということを学んだ。こういう選択をしないようにするには原子力を廃絶させるしかないと考えた。1ミリシーベ ルトという基準を適用すれば福島県内全域が住めなくなる。」
それから、素晴らしいことに、ここにきて小出氏が、「決死隊」に志願されました。
「(それは頼もしい。でも心配。複雑。どうして志願を?)私も60を過ぎていて放射線感受性は低い。私には原子力に携わってきた人間として責任はある。推進してはいないが責任はあると思う。事故収束にむけて自分にできることがあれば、したい。」
グッド。
人にはそれぞれその人の使命があります。
小出氏は、10代の時に原子力に命を賭けると決めた人です。
その決意のまま、60代を迎えています。
そのような決意であってこそ、やはり、毎日、信頼できる日本語を語ってくれてきたのでしょう。”
- Study of History (via nakano)