「魔法少女まどかマギカ」オンリーイベント「もう何も恐くない」に参加して、感じたことなど。
まず、サークルさん、多すぎ。サンライズビルと綿商会館、ビル2つ、フロアー6つを使って配置したサークルの数、650以上。当選率は7割くらいだと聞いたから、ざっと1000近くのサークルがこのイベントに参加しようと、つまり「まどかマギカの波に乗ろう」としたのだろう。
まあぶっちゃけ、「まどかマギカで稼ごう」と。
もちろん、「好きなものを描く」のが同人の醍醐味だし、中には「まどかマギカが大好きで、いてもたってもいられないから同人誌&グッズを作りました」という、「純粋な」サークルもいっぱいいただろうけど、それでも、あれだけわんさか集まったハンターたちの「売るぞ稼ぐぞ儲けるぞー!」な空気の前には、気弱なファンのピュアな思いってのは消し飛ぶね。
実際にその場にいて、肌で感じたことを率直に言わせてもらえば、「同好の士が集まるファンイベント」では、全くなかった。食うか食われるか、生きるか死ぬかの弱肉強食の戦場でしたよ。だからイベントが盛りを過ぎ、フリー入場の頃には死屍累々。何人か知り合いの方も参加してたので、いろいろと聞いてみると「(盛り上がるイベントだから)たくさん印刷してきたのに、大余り。どーしよ」て人の多いこと。他のイベントではそこそこ名のある人ほどそういう傾向があった。
これだけ短期間にポンポンとイベントが集中するのは、5年前のハルヒのようだ。これからのイベントは、昨日の様子を見て「こりゃカンベン」と思って撤退するか、あるいは味をしめて「これからも参加しよう」と思うサークルのどちらかに分かれる。「好きだからこれからもまどかマギカを描いて参加しよう」というサークルが今後もずっとその純粋な気持ちを維持できることはないのは、5年前のハルヒイベントの乱立を経験したものにはわかる。一度にワッと盛り上がったブームの後には、焼土しか残らない。
”- 撤退する勇気? - 足立淳のブログ彼岸花・改訂版 - 楽天ブログ(Blog) (via yuria)