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" 東京電力福島第1原発の放射能漏れ事故について、今週から東京電力や経済産業省原子力安全・保安院などの記者会見が一本化されたが、共同会見の時間が連 日4時間以上という異例の長さになっている。情報の一元化が..."

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“ 東京電力福島第1原発の放射能漏れ事故について、今週から東京電力や経済産業省原子力安全・保安院などの記者会見が一本化されたが、共同会見の時間が連 日4時間以上という異例の長さになっている。情報の一元化が目的で始まった試みだが、あまりに長い会見に、居眠りする省庁担当者の姿も。また、民間企業と その監督官庁が同じテーブルについて会見するなど、弊害を指摘する声も上がっている。

 原発の状況については、これまで東電と保安院、原子力安全委員会が個別に連日、会見を行っていた。しかし、内容の重複や、見解に齟齬(そご)が生じるな どの問題が指摘され、25日から東京電力本店(東京都千代田区)で、事故対策統合本部事務局長の細野豪志首相補佐官と文部科学省の担当者を加え、毎日夕方 に会見することになった。

 その結果、それぞれの会見に出ていた記者も共同会見に集中し、連日200人以上が殺到。質問内容も多岐にわたるため、会見時間が長引くことになった。

 初日の25日は出席者全員に約100枚の資料を配布するだけでも約30分を要した。長時間に及ぶ会見中は携帯電話を操作したり、あくびや居眠りをしたり する職員の姿も見られた。1人で何問も質問する記者に司会者が「ほかにも質問したい人がいますので…」と途中で遮ろうとすると、別の記者から「たくさんの 記者がいるのは会見を一括したから。十分に対応するか、もとの会見に戻すべきだ」と反論される場面もあった。

 ほかにも、「監督官庁と東電が会見するのはいかがか」「調整に時間を要して発表が遅れるのでは」などの指摘もあったが、細野補佐官は「そのようなことはないようにする」と繰り返した。

 危機管理下での広報の在りかたについて詳しい慶応大学商学部の吉川肇子(きっかわ・としこ)教授(組織心理学)は「会見時間が長いのは一概に悪いことで はないが、(危機管理で大切な)『ワンボイスの原則』は、発表者を1人にするのではなく、みんなが同じことを話すという意味。完全に意味を取り違えてい る」と話している。”

- 1本化で会見延々4時間超 あくび、居眠り、携帯…思わぬ弊害 (産経新聞) - Yahoo!ニュース

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