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- グーグル社員が仕事が楽しいワケを経済学で考える:日経ビジネスオンライン (via nakano)
成功報酬が効く時、効かない時
実験1
自動車のフロントガラスを設置する作業で、時間当りの固定給を変更し、設置したガラス1枚当りの成功報酬にしたところ、労働者の努力レベルが上がっただけでなく、より能力の高い労働者を雇用でき、全体の生産性が44%上がった。
実験2
IQ(知能指数)テストに成功報酬を導入し、1問正解につき成功報酬ゼロの場合、少額の場合と高額の場合を比較した。正解率が一番高かったのはゼロ、次い
で高額報酬であり、なぜか少額報酬の成績が一番悪かった。また別の実験で、ボランティアの募金運動でも成功報酬ゼロの時が一番集まった募金の金額が多く、
少額成功報酬での努力レベルが一番低かった。
実験3
成功報酬が少額、中間レベル、非常に高額(平均月給レベル)という3つのケースを設定し、創造的思考能力・記憶・運動技能を試す6つのゲームをさせた。少額と中間レベルでは成績に有為な差が見られなかったが、高額報酬では成績が目立って低かった。
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