まりも羊羹(まりもようかん)とは、阿寒湖周辺で販売されている土産菓子であり、阿寒湖に生息する藻類の一種マリモを模して作られた、小さな球形のゴム風船の中に羊羹を充填した商品のことである。玉羊羹(ボンボン羊羹)の一種。
緑色をしているため抹茶羊羹であると勘違いされやすいのだが、実際は材料に抹茶は使われておらず、着色料を使って緑色に染めているだけである。
この羊羹の食べ方は、まず皿などに置き、爪楊枝等で外皮であるゴムの部分に傷をつける。そうすると、ゴムの収縮によって外皮が勝手に剥けて、球形の羊羹が食べられるようになる。この羊羹を何度か食べたことのある人の多くが、手で持ちながら皮を剥いて羊羹を落としたりする経験を持つことでも有名。同じ北海道土産の五勝手屋羊羹と並んで、なかなか変わった食べ方する羊羹になっている。