【初の子供脳死移植】被災地の病院に肺到着 再開初日の仙台空港利用 - MSN産経ニュース 少年から摘出した肺を運び、仙台空港に到着した移植チームの医師ら=13日午前7時35分 15歳未満で初めて脳死と判定された少年から両方の肺を摘出した東北大の移植チームが、東日本大震災の被害から復旧したばかりの東北大病院(仙台市)に13日午前、到着した。同病院の脳死肺移植は36例目だが、被災後は初めて。 チームは旅客便の運航を同日再開した仙台空港に小型チャーター機で着陸。クーラーボックスを抱えて緊急車両に乗り換え、病院に午前8時すぎ到着した。肺動脈性肺高血圧症の50代女性に移植する。 病院は地震で研究室や外来棟、手術室に大きな被害が出たほか、被災地の宮城県気仙沼市や石巻市などの病院から大勢の患者を受け入れ。一時は使用可能な2つの手術室を使って緊急手術だけを行っていた。 外来の患者も重症の急患に限定していたが、インフラも含めて徐々に復旧。全ての手術室の整備が終わり、4月からフル稼働が始まったばかり。
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