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近畿大学原子炉の安全性 東日本大震災における原子力災害について ...

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近畿大学原子炉の安全性

東日本大震災における原子力災害について


このたびの東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故は、日本のみならず世界の多くの人たちに不安を抱かせています。

近畿大学原子力研究所は、昭和36年以来世界で最も低出力(最大熱出力1ワット)の原子炉を所有し、研究・教育に現在も利用しています。

このたびの大震災を受け、もし関西にこのような大震災があった場合を想定して、再評価いたしました。  その結果、以下の理由から、住民の皆様に不安を与える事がないものと判断いたしています。  ご不安、ご質問等がございましたらいつでもご来所ください。  

近畿大学原子力研究所
所長 伊藤哲夫


近畿大学原子炉の安全性について


1.冷やす必要がない原子炉です。

近畿大学原子炉は、最大熱出力わずか1ワットの(世界で最も出力が低い)超低出力原子炉です。熱出力1ワットとは、豆電球と同程度の発熱量で、毎秒0.24カロリーの熱しか放出しないことを意味します。このため、近畿大学原子炉は運転中であっても冷やす必要がなく、停電時においても原子炉の温度と圧力はそれぞれ室温、大気圧に保たれます。したがって、大地震などにより電源が皆無となった場合でも、冷やす手段を確保する必要がありません。

2.極めて微量の放射能しか内蔵しない原子炉です。

近畿大学原子炉が内蔵する放射能は100万キロワット、原子力発電所の約30億分の1以下です。 したがって、近畿大学原子炉は、発電所のような圧力容器も格納容器も必要としません。 なお、原子炉本体の耐震性については、国の定める基準を満たしています。 また、津波については、施設が海抜約6mに位置し、海より20キロ近く離れており、さらに近くに大きな河川がない事より心配ないものと判断しています。

近畿大学原子力研究所


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