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"かつて大前研一氏が、日本の右翼はマーケティングを間違えたが故に、日本には健全な愛国心が育たなかったという分析を目にしたことがあるが、これは非常に同感。もちろん、米軍の占領によるウォーギルトインフォメーシ..."

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“かつて大前研一氏が、日本の右翼はマーケティングを間違えたが故に、日本には健全な愛国心が育たなかったという分析を目にしたことがあるが、これは非常に同感。もちろん、米軍の占領によるウォーギルトインフォメーション(=占領中の日本人の罪悪感を高める洗脳政策)や戦後の左翼運動の屈折など、日本社会は幾重にも、素直に愛国心が発動しない仕組みが組まれていて、そもそも健全な右翼のマーケティングは非常に難しかしいというのはあります。また現実的に、その最も大きなキングス弁は憲法第9条であって、日本は世界に対して、主体的に関わることを放棄するってことが構造的にビルトインされている。ここで愛国心を肯定するのは、難しかろう。愛国心とは、ようは自国の生活世界の防衛のためには、戦争する!(=命を賭けて祖国を防衛する・国益のためには世界のあり方を変える!)という意思をベースにするものですから、それをしないと宣言する憲法下でまともに発動するはずもないです。まぁ、自分の国を愛するな!、自分の国を自分で守るな!と宣言しているんですよね、これ。近代国家の基本原則を無視しているですが、それでもこの仕組みが成り立つのは日米安全保障条約と戦後の天皇制の扱いにつながってくるんですが・・・まぁそこは置いておいて、日本の左派系統の出自の首相が、村山さんにせよ菅直人さんにせよ戦時的レベルの阪神大震災東北関東大震災などの国難に当たって致命的にリーダーシップを欠落するのは、この覚悟がまったくないからだと思うんですよね。強制的物理的な祖国の破壊が発生するという現実が起これば、たとえば侵略とか国難級の災害などですが、はっきりと物理的な、、、巨大な組織的実行力(=軍隊)がなければ、現実って変えようがないんですよね。バタバタ人が仲間が死んでいっても、「何もできない」、、、いや「何もしない!」って言っているようなもんですから。そして巨大な組織的実行力を持つからには、それにふさわしい制御する仕組みと民度が国民に求められますが、、、このへんのレベルが日本は実に低い。まぁ、そりゃ日米安保にただ乗りして、この責任を放棄してきたんだから、仕方がないけどねぇ。”

- 『進撃の巨人』 4巻 諌山創著 自分の生活世界を命を賭けて守る愛国心への感情移入 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために (via ginzuna)

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